支配するものとされるもの
休日、電気屋さんで買い物をしていたら、大きなプラズマ テレビでマトリックス レボリューションズが再生されていたので、人を待つ間見ていました。機械が支配する世界。その支配から開放されようとする人々、そしてあまりにも相互依存の発展した世界の話とも考えれます。興味ある会話がその中から聞こえてきました。"支配とは。何を支配というか?"、主人公の簡単な答えは"シャットダウンできるかできないか"...
ここだけ訊いたら、スパイウェアと同じだ!と思ってしまいました。'スパイウェア'の話を多くの機会にさせていただくようになり、スパイウェアって? に関する答えをより簡単に説明するためにFTC報告書を引用するようにしています。
特に私自身が注目する'スパイウェアの定義'は、"ユーザが容易にアンインストールできないソフトウェア"です。コンピュータがインターネットに接続することを得て、ユーザはコンピュータをその意識下で完全に制御することは不可能に近く思えます。ウィルスのように完全に排他的関係にあるものでないスパイウェアはその結果、多くのコンピュータ内に寄生を続けるのでないかとも思えます。ユーザは、自身の知らない間に知らないソフトウェアがインストールされ、また例え一旦は意識的にインストールしたとしても、アンインストールできないというのは、"支配"されてしまうことなのかな? と思ったります。もし、使っているコンピュータをシャットダウンできないとしたら、これはやはりコントロールしていたと思っていたものにいつの間にか支配されることになってしまっていたり...
不要な時には削除できるようにすること(削除するためのツールを準備すること)で"支配"されないよう努めましょう!
by 2005.04.12 T.Sakamoto