芸術的切り取り
芸術的切り取り 効果は、強調したい部分以外をぼかすことで、画像にアクセントを加えます。画像で注目を受ける部分が変わり、新たな視点で画像を見ることができます。
芸術的切り取りの作業では次の2つの処理を行います。
- フレームの作成
- フレーム内のイメージの調整
フレーム: フレームは元のイメージの一部から作成されます。次のフレームのパラメーターを調整してください。
- 幅 (設定可能範囲は 0-100%): フレームの幅を設定するパラメーターです。値が 0% の場合、フレームは作成されません。100% の場合、イメージの大部分にフレームが加えられます。
幅 = 15%
幅 = 50%
- ぼかし (設定可能範囲は 0-60): イメージをぼかす強さを設定するパラメーターです。値が高ければ、フレームのぼかし度合いが大きくなります。値が 0 の場合、フレームはぼかされません。
ぼかし = 5
ぼかし = 30
- オーバーレイ色: フレームにオーバーレイする色を選択するパラメーターです。カラーパレットをクリックし、[色の選択]ダイアログから色を選択してください。
緑色を選択
- 不透明度 (設定可能範囲は 0-100%): オーバーレイの色の不透明度を設定するパラメーターです。不透明度 = 100% は、フレームはオーバーレイの色で指定した色で完全に埋められます。値が 0% の場合、色はすべて元のイメージと同じ色になります。
透過度 = 10%
透過度 = 90%
境界線: 境界線とは、フレームとイメージを隔てるラインのことです。境界線のパラメーターを調整してください。
- 幅 (設定可能範囲は 0-100): 境界線の幅をピクセルで設定するパラメーターです。値が 0 の場合、境界線は表示されません。
幅 = 5
幅 = 20
- 色: カラーパレットをクリックし、標準の[色の選択]ダイアログから境界線の色を選択してください。
フレーム内のイメージの調整。イメージはフレームに合わせて拡大/縮小、および移動できます。
イメージをフレームに合わせる: フレームに合わせてイメージを拡大/縮小する方法を設定します (フレームに合わせる場合)。
- 引き伸ばしなし: イメージがフレームに合わせて引き伸ばされることはありません。この方法では、イメージの特定の部分を強調することができます。
[引き伸ばしなし]オプション選択
- イメージ比率を維持: イメージの元の縦横比を維持したまま引き伸ばします。
[イメージ比率を維持]オプション選択
- 枠比率を維持: 上下の枠の幅と左右の枠の幅が同じになる用に、イメージは引き伸ばされます。この場合、イメージの高さまたは幅の一部が切り取られます。
[枠比率を維持]オプション選択
イメージ移動: このパラメーターは、フレーム内のイメージの位置を設定します。イメージは、水平または垂直方向に移動できます。
- 水平: 値が 0 以下の場合、イメージは左へ、0 以上の場合は右へ移動します。
- 垂直: 値が 0 以下の場合、イメージは下へ、0 以上の場合は上へ移動します。
イメージの移動
パラメーターの値は -100% から 100% です。既定値は 0 に設定されていて、このときのイメージはフレームの中央に配置されます。
マウスカーソルを使用し、枠内のイメージを移動することもできます。
★削除Press theCtrlキーを押すと、フレームがドット表示されます。点線枠内にカーソルを置き、マウスを左クリックしたまま移動して、フレームをドラッグします。[イメージ移動]パラメーターは、イメージの位置に合わせて自動的に再計算されます。