マエストロ技法が AKVIS Sketch に加わり、より芸出的な作業ができるようになりました。作り出される色鮮やかで表現力豊かな巨匠のような作品は、見事なハッチング、鮮明かつ自然な輪郭、ちょうど良い量のディテールが含まれ、写真ではなく本物の絵画のようです。この技法では、洗練された匠の技と芸術性を調和よく統合します。
注意: マエストロ技法は、Home Deluxe版と Business版でのみ利用できます。
[スケッチ]タブでは、写真から鉛筆画へ変換するための各種設定を調整できます。
マエストロ技法のパラメーターは、[ストローク]、[ハッチング]、[エッジ]、[効果]という 4つのセクションにグループ分けされています。
[ストローク]タブ:
元の色: 元の色範囲を使用した鉛筆画を作成できます。
チェックボックス右側のスライダーを動かしてイメージの彩度を調整できます。このパラメーターの値が大きいほど、イメージ上に現れる色が強く、鮮やかになります。
[元の色]チェックボックスがオフの場合、 鉛筆のストロークの色と背景の色をそれぞれカラー パレットで選択できます。
鉛筆の色と背景の色を使用します。カラーパレットをクリックし、標準の[色の選択]ダイアログから色を選択してください。パレットを右クリックすると、デフォルト色 (白と黒) にリセットされます。
ストロークの太さ(設定可能範囲は 10-100): このパラメーターではストローク サイズを設定します。パラメーターの値を小さくすると、鉛筆のストロークは細くて硬い質感が出る一方、値を大きくするとストロークは太くなります。
最小長/最大長 (設定可能範囲は 2-100): ストローク長の範囲を設定します。表示されるストロークは、スライダー左側で設定する最小長より長く、スライダー右側で設定する最大長より短くなります。
[ハッチング]タブ:
角度 (設定可能範囲は 0-180): 均一な領域のストロークの角度を設定します。
強度 (設定可能範囲は 0-100): 輪郭線の色の強度を変える (色あせた色合いから鮮やかな色合いまで) パラメーターです。
ハッチングの密度 (設定可能範囲は 1-100): イメージ内のストローク数を設定します。値が高いほど、白い (ストロークのない) エリアは少なくなります。
クロスハッチング (設定可能範囲は 0-50): 横方向に描画されるストロークの数を調整するためのパラメーターです。
バランス (設定可能範囲は 0-100): 輪郭線間のストロークの数を調整するためのパラメーターです。値が 0 の場合、ハッチングは均一になり、値を大きくすると、ハッチングにバリエーションが生じます。
しきい値 (設定可能範囲は 0-100): エッジ部分の不揃いなストロークを削除して、エッジ部分を整えることができます。低い値では、エッジ部分により多くのストロークが描画され、高い値では、主要な方向に沿ったストロークのみが描画されます。
[エッジ]タブ:
ハッチングのコントラスト (設定可能範囲は 20-50): エッジ付近のハッチングを増やして強調するためのパラメーターです。
輪郭のディテール (設定可能範囲は 0-100): 輪郭線に使用する線の数。低い値の場合、輪郭線に使用される線の数は最小限になります。
強度 (設定可能範囲は 0-100): 輪郭線の色の強度を変える (色あせた色合いから鮮やかな色合いまで) パラメーターです。
[効果]タブ:
木炭 (設定可能範囲は 0-10): このパラメーターは描画の技法を鉛筆から木炭へ変更します。パラメーターの値が大きいほど、木炭の技法がより強く表れます。
水彩画 (設定可能範囲は 1-10): 水彩画効果を適用する領域とのトランジションを滑らかに調整することができます。
混合 (設定可能範囲は 0-100): スケッチ画と元の画像を統合することができます。値が 0 の場合、色の混合は行われません。値を大きくすることで、元の画像の色がスケッチ画の間から見えるようになり、着色効果ともいえます。
[追加効果]チェックボックス:
シャドウ (設定可能範囲は 0-30): シャドウ (影) の部分を鮮明にし、作品により幅と深みを与えます。
ノイズ (設定可能範囲は 0-100): 画像にノイズが追加されていき、影の効果が強化されます。
コントラスト (設定可能範囲は 0-100): ハイライト部分とシャドウ部分の差を大きくすることができます。